今日も粗相。

拗らせが好き勝手言うだけ。

推しを印刷して食べてみた話

 

皆さま「推し食」というものをご存知でしょうか?

 

前置きというものが死ぬほど苦手なのでさっそく本題ですが、タイトル通りです。

今日は巷で話題の「推し食」についてまとめていきたいと思います。

 

まず始まりはこのツイートから。

 

 

内臓コネコネおじさんは、私の友人の学生時代のご友人だそうで、お噂はかねがね伺っていました。

このツイートから内臓コネコネおじさんのフォロワーさんに戦慄が走っていたのを、フォロー外の私は側から見ていました。

 

 

「推し食」とは本当に単純に推しを印刷して食べるだけのものだそうです。

 

推しを!?印刷して!?食べる!?

 

斬新すぎませんか…?

どうして今まで思いつかなかったのか…私は「推しを食べたい」という性癖は持ち合わせていませんでしたが、これはめちゃめちゃ食べてみたいと思っていました。

 

そして最近友人に繋げてもらい、Skypeで直接お話する機会をいただきました。

 

 

そそう「用紙とかインクにこだわりはあるんですか?」

 

内臓コネコネおじさん「いえいえ、ただ普通紙に印刷して食べただけです。」

 

そそう「どんな味がするんですか?」

 

内臓コネコネおじさん「インクによって違いますね。味…というか、舌の痺れというか…」

 

そそう「ほう」

 

なかなか興味深いお話を聞くことができました。舌の痺れ、どんなものなのか体験してみたい。みなさんも気になりますよね?

ということで今回「推し食」に挑戦してみたので、私なりに手順を踏みつつレポートしていきます。

 

 

①写真を選ぶ

推しの写真はいつも素晴らしくてどれかひとつなんて選べないですよね。

好きな表情や衣装、ポージングの写真、カラフルな写真、モノクロの写真、おいしそうな写真…選ぶ基準はそれぞれです。あなたの本能のままに、食べたい推しの1枚を選んでください。

 

今回、私が選んだのはこの写真です。

 

 

せっかくだから胸板を食べたい。

 

この写真は俯瞰のお髭はもちろん、胸板がとても素晴らしい写りです。

まず画面の真ん中が肩です。今回の胸板を語る上でこの肩が重要な部位となってきます。この肩。むっちむちです。肩から上にいくと太い首が、下にいくとこれまたむっちむちの二の腕へと伸びています。このむっちむちの肩があるからこそこのむっちむちの二の腕が存在します。ポテンシャルが高いです。そして肩から左に向かっての、この背中のライン。じっくり見てください。右の肩甲骨から左の肩甲骨へ流れ、向こう側の左腕へと繋がっています。頭で隠れている左肩のラインを想像すると夢が広がりすぎています。そこは小宇宙、コスモです。からの肩から右に向かいます。胸ですね。この胸です。本当に最高ですよね。胸板という部位の顔です。ここが成り立っていないと他のポジションも成り立ちません。逆もまた然り。胸と周りのポジションが共存しあっての胸板なのです。今挙げたように、真ん中の肩から上下左右に十字が通っています。これは素晴らしい。最高に尊い。この十字を信仰したい。極めつけに胸の終わりで窪み、腹へと続いて窪み、また窪み、横ジワがいくつも入っています。これはたまらないですね。やっぱり正義は着衣胸板でしょう。服のシワがあり、胸板を強調することで成立しますからね。これらの条件を満たしている上半身全部ひっくるめて胸板ですからね…

ついこの胸板の魅力を少しでもお伝えしなければと熱くなってしまいましたね。失礼しました。次に進みましょう。

 

 

②印刷する

内臓コネコネおじさんは普通紙に印刷したと仰っていたので私はインクジェット紙とも比較して試してみたかったのですが、残念ながら現在の居住地に印刷環境が整っておらず断念。

せめてもの代打案として、近所(家から徒歩30分強)にあるローソンさんとファミリーマートさんの2店舗でそれぞれ印刷して比較してみることにしました。

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以後、ローソンさんの推しとファミリーマートさんの推しとして比較していきます。

 

 

③色を見る

いよいよテイスティングを始めます。

まず視覚は大事ですよね。きれいに盛りつけられているお料理はとても美味しそうに見えますよね。最近流行りの映えってやつも大事ですね。

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iPhone7の通常カメラを使用して加工無しで撮影しました。

コンビニによって印刷の色味が違うというのは有名な話だと思います。光の加減などはあるかもしれませんが、実際のものでもファミリーマートさんの方がコントラストがはっきりしているように見えました。

この差で味も変わってくるのでしょうか…わくわくしますね。

 

 

④香りを楽しむ

食事をする上で嗅覚は欠かせないものです。風邪をひいたときなんかは味がしなくてなにを食べても美味しく感じないですよね。

我々人間は、舌で「味」を識別し、鼻で「匂い」を嗅ぎ分け、その2つの情報が脳で統合することにより「風味」として認識され味わうことができるそうです。

つまり「推し食」を楽しむためには、推しの匂いも大事だということですね。

アレルギー持ち万年鼻声が試臭してみたところ、ローソンさんの方が少しツンと鼻を突いてくる感じがしました。一方ファミリーマートさんはふわっとマイルドに広がってくる感じですかね。インクの匂いというより紙の匂いですか、違う色を嗅ぎ分けてみても違いがわからなかったので色よって匂いが変わっているという感じはしません。

 

 

⑤いざ実食

視覚と嗅覚で推しを楽しんだらいよいよ口に含みます。

どの部分から食べるかかなり迷いますね。

私は好きなものは最後まで取っておくタイプなので胸板はお楽しみにしておくとして、ではまずお髭からいってみましょうか。

最初はローソンさんの推しから、食べやすい大きさにちぎって…

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いただきます。

 

 

……

 

………

 

…………どっかで食べたことあるなこの味。

 

食べた瞬間味がするものでもなく無味に近いです。かすかな味を逃さないようゆっくり舌の上で転がします。聞いていたような痺れというものは感じませんでした。

咀嚼するうちに舌の上が渋いといいますか粉っぽくなっていくような感じがします。

推しって粉だったのか…(?)

 

続いてファミリーマートさんの推しも食べてみます。色味と匂いですでに差が出ていましたが、味もこっちの方が粉っぽくない…ような…

部分ごとにローソンさん、ファミリーマートさんと繰り返し試食していきます。

 

色によって味が違うのかという検証もしてみます。

お髭の部分は比較的明るい色が多かったので髪の毛の部分をいきたいと思います。

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続いて完全に白い部分も食べてみます。

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白い部分の方が粉っぽくない…かな。

なんとなく食べやすい気もします。

 

そしてお待ちかねの胸板ですね。緊張します。

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胸板なので今まで以上に慎重に、ゆっくり咀嚼します。

…きましたきました!ここで噂の痺れがきました!興奮しますね!本当にピリッときますね!

 

おそらく髪の毛は黒なので使用されているインクがブラック単色で、胸板の部分は青いので色んなインクが混ざって、それによって舌の上での渋さや粉っぽさも変わってくるのでしょうか。

 

いろんな箇所をつまんでみて、まとめると

・味自体は無味に近い。

・色の濃さとインクの多さでは味が違う。

・胸板は痺れる。

 

以上です。

初めての「推し食」だったので手探りなところばかりでしたが新しい発見ばかりで大変面白かったです。紙によって味も舌触りも変わってきそうなので、機会があればまた試食してみたいですね!

 

もし「推し食」を試された方がいらしたらぜひぜひ感想お待ちしております。

皆さまも素敵な「推し食」ライフをお過ごしくださいね♡

 

 

 

Special Thanks

*推し食のパイオニア内臓コネコネおじさん

*紹介してくれた友人めざしさん

*めざしさんと内臓コネコネおじさんのフォロワーの皆さま

*最高なお写真お借りしました野崎弁当さん

 

*銀河イチいい男の推し